必見!!お彼岸のお供え「のし」の謎とは!?お盆とお彼岸は違った!?

お彼岸 お供え のし

盆休みに行けなかったから、

お彼岸には里帰りしよう!

 

というあなた。

 

そして、お盆に墓参りに行ったから

お彼岸はお供物だけ送ろうかな。

 

というあなた。

 

いずれにしろ、お供物は

もう準備しましたか?

 

お供えに「のし」はついてます??

 

でも、あなた

「のし」って何のことだか

本当に分かっていますか??

 

私は正直「のし」って

あの紙のことだと思っていました。

 

でも、調べてみてビックリ!!

 

この記事では、お彼岸とお盆の違い、

お彼岸の由来、墓参りに行けない時のお供え、

「のし」の謎、選び方、表書きなど

についてお伝えします!!

 

 

お彼岸とお盆の違いは?

 

お彼岸 お供え のし

 

お盆とは、毎年夏に一回

8月の半ば(場所によって7月)に

ご先祖様を供養する期間の事です。

 

先祖の霊が「あの世」から

家族の元へ里帰りします。

 

私達はご先祖様の霊を丁重に迎え

共に過ごし、再びあの世へ見送ります。

ですから、仏壇にお供物をおいたり

お墓に【霊の送り迎え】に行きます。

 

お盆の間は、故人をしのんで

私達の幸せを感謝します。

 

一方のお彼岸は、

春と秋の年に2回あります。

 

それぞれ「春分の日」「秋分の日」

を中心にして、その前後3日間を合わせた

7日間を指します。

 

お彼岸にも仏壇を整え、墓参りで

お墓の掃除やお供え物もして、

ご先祖様を供養します。

 

お彼岸の習慣は、日本独自のもので

仏教発祥の地インドにもないそうです。

お彼岸の行事を最初に行ったのは、

聖徳太子なんですって!

 

でも、どうしてお彼岸に

先祖供養をするのでしょう?

 

お彼岸にする事は「先祖供養」

だけなのでしょうか?

 

それでは見てみましょう!!

 

関連記事:

「お盆の墓参りの意味とは?彼岸は違う!?日本人としての基本知識を紹介!!」

 

 

お彼岸の由来

 

お彼岸 お供え のし

 

お彼岸は、ご先祖様を敬いまつる日です。

 

仏教用語「波羅蜜多(ハラミタ)」が元で

サンスクリット語での「Param ita」は

【彼岸に到達する】を意味します。

 

「彼岸」とは「あの世」、つまり

【解脱(げだつ)した悟りの世界】

「彼岸(あの世)」は西方

「此岸(この世)」は東方

にあるとされます。

 

春分の日と秋分の日は、

真東から太陽が昇り真西にしずむので

【彼岸と此岸が通じやすくなる】

と考えられているんです。

 

そうか。

 

だから、お彼岸の時期に

お墓参りをするんですね!!

 

お彼岸というとお墓参りだけの

イメージがありましたが、

本来それは「中日」だけで、

残りの6日間は【修行の日】なんですって!!

 

あなた知ってました??

 

迷いや煩悩に満ち溢れた「この世」から、

悟りの「あの世」に行くために、

彼岸と此岸が最も近いこの日に

修業をするわけですね。

 

この修業は「六波羅蜜(ろくはらみつ)」

と呼ばれ「分け与える、耐え忍ぶ、精進する」

という意味があるそうです。

 

6つの徳目を1つずつ実践し

【自分の内面を省みる】との事です。

 

  1. 布施(ふせ):人のために惜しみなく分け与えること
  2. 持戒(じかい):戒律(かいりつ)を守ること
  3. 忍辱(にんにく):苦しさや困難に耐えること
  4. 精進(しょうじん):最善をつくして努力すること
  5. 禅定(ぜんじょう):心を落ち着けて動揺しないこと
  6. 智恵(ちえ):真実を見抜く力を身に付けること

 

何だか難しそうですね。

 

でも、心配いりません!

 

お彼岸の時期、お寺では

「彼岸会」という法事があって

そこで「六波羅蜜」の教えを

会得できるという話ですよ!!

 

あ、彼岸会に参加する時は

「お布施」を忘れずに!!

 

関連記事:

「お彼岸の墓参りはいつ??遅い時間に行くと霊に取りつかれるの!!?」

 

 

お彼岸のお墓参りに行けない場合

 

お彼岸 お供え のし

 

お墓が遠方にあったり、

仕事が忙しかったりと

なかなか、お墓参りに行けない場合

もありますよね。

 

もし、お彼岸の日に行けない時は、

家に仏壇があるのなら、線香を手向けて

手を合わせるだけで十分だそうです。

 

基本的にお墓参りというのは

一年中いつでも大丈夫なので、

「帰省した時に寄る」でもいいんです。

大切なのは「先祖の事を考える気持ち」です!

 

お墓参りに行けない時は、

【先方にお供え物を送る】

という方法もあります。

 

でも地域、宗派、家庭などによって、

ご仏前(ごぶつぜん➔お金)だけ、

もしくは供物だけ等変わるので、

まず家族や親戚に聞いてみましょう!

 

お供えの予算の目安は、

供物だけで2,000~3,000円

ご仏前だけだと3,000~5,000円です。

 

もし両方用意する場合は、

供物に2,000円、ご仏前に3,000円

合わせて5,000円程度で考えましょう。

 

供物を送る場合は、

「彼岸の入り」の前日、遅くても

中日の「秋分の日」までに

届くようにしましょうね!

 

その時には必ず一筆添えましょう!!

 

お供えに添えるメッセージの書き方は、コチラ↓

 

関連記事:

「初盆のお供えは何にする??花かお酒か線香か?もしくは提灯!?」

 

 

ただ、やはり郵送でお供えを送るのは

相手にあまりいい印象を与えません。

 

失礼にあたるケースもあります。

 

相手との関係にもよりますが、

特に御仏前(現金)の場合は、

次に行った時に渡す方がいいかもしれません。

お彼岸のお供えは絶対ではないそうですよ。

 

お彼岸のお供え物については、

この関連記事を参考にしてくださいね!!

 

関連記事:

「お彼岸のお供えは何を?どんな菓子を選ぶ?おはぎとぼたもちの違い??」

 

 

お彼岸お供えの「のし」の謎

 

お彼岸 お供え のし

 

一般的には、品物に巻かれる紙を

熨斗(のし)と呼んでいますが、

実はそれ、間違いなんです!!

 

正確には「お祝い用ののし紙」

【右上にある飾り部分】

「のし」なんだそうです。

 

「のし」というのは、もともと

縁起物としてお祝い事の贈り物に

添えていた【アワビ】の事なんです!!

 

ほら、よく見ると

この菱形っぽいマーク

アワビに見えるでしょう??

 

お彼岸 お供え のし

 

昔は、干したアワビを薄く伸ばして

「のし」として使っていたんですって!!

 

ただ、アワビは高級品なので、

昆布や紙で代用するようになり、

その後、今のように【印刷された物】

使うようになったんです。

 

とにかく、このアワビ(=のし)が

付いたものは、祝い事に使います。

 

お彼岸は弔事(ちょうじ)なので、

【のし】のついていない

【掛け紙(かけがみ)】を選んでくださいね!

 

お彼岸 お供え のし

 

これが、お彼岸用(弔事用)です。

 

ハスの花柄入りの物は、

仏式専用の掛け紙だそうです。

 

掛け紙の中央のひも部分を

「水引」と言いますが、

お彼岸の時に使う水引は

「結び切り」を選びましょう。

 

結び切りは、結び目が固く結ばれ、

簡単にほどけない事から、弔事の様に

一度きりであって欲しい事に使います。

 

お彼岸 お供え のし

 

水引の色は関東だと黒白、双銀か藍銀、

関西では黄白のものが一般的です。

 

ご仏前(お金)を入れるのも、

「結び切りの水引の袋」にしましょうね!!

 

関連記事:

「新盆の香典あるある!基本の書き方は?金額相場と渡すタイミングは!?」

 

 

お彼岸お供え「のし表書き」

 

先ほど「のしとは、めでたいアワビ」

と言いましたが、

世間一般には、祝い事でも弔事でも

「掛け紙」の事を「のし」と呼んでいるので

それに従っておきましょう。

 

という事で、

「のし」の表書きを書く時ですが、

筆がない場合は、筆ペンでも大丈夫です。

 

ちなみに薄墨を使うのは、四十九日までですよ!

 

お供えの「のし」の表書きは、

「御供(ごくう)」、もしくは

「御仏前」「御佛前」を使います。

 

「御花料」「御香料」でもOKです!

 

供物と別に現金を用意する場合は、

供物に「御供」、現金に「御仏前(御佛前)」

というように使い分けるそうです。

 

お彼岸 お供え のし

 

名前は水引の下部に

フルネームで記入します。

 

夫婦の場合は、ご主人の名前を記入します。

 

詳しい書き方は、関連記事を参考にしてくださいね!

 

関連記事:

「必須!新盆の常識!?香典の表書きを正しく書いてマナー違反を回避!!」

 

 

法要をしたお寺の住職に

お礼の品を渡す時には、

無地の白い紙を選びます。

 

地域によっては、住職さんには

水引が紅白の蝶結び紙を使うみたいですね。

 

表書きは「粗品」「上」です。

 

お布施(現金)と一緒に渡す時は

かけ紙は必要ないそうですよ!

 

関連記事:

「初盆のお返しの時期は??僧侶へのお布施の相場や渡すタイミングは!?」

 

 

お供えでいただいた物のお返し

 

お彼岸 お供え のし

 

お供え物のお返しをする時は、

いただいた供物や御仏前の半分~1/3

の金額の品物を用意します。

 

お返しの時期は、

お彼岸が終わってからでも大丈夫です。

 

品物をお返しとして送る場合は、

水引は黒白や双銀、黄白

結び切りの掛け紙を選びます。

 

表書きは水引の上に、

「彼岸供養」「粗供養」「粗品」「志」とし、

下部に名前を書きます。

 

お返しとしてよく選ばれるのは、

 

  • お菓子
  • お茶
  • タオル
  • ハンカチ

 

などです。

 

お礼として金銭をお返しする場合は、

黒白(または黄白)の結び切りの封筒

表書きを「志」と書きましょう。

 

関連記事:

「初盆のお供えにお返しは必要??どんな物がいい?返礼品の渡し方は??」

 

 

まとめ

 

  1. お盆は7月(8月)で、里帰りした先祖を迎え共に過ごす。
    お彼岸は春分の日と秋分の日の年2回。
    お彼岸は先祖を尊び、感謝の気持ちで供養する。
  2. お彼岸には、「彼岸(悟りの世界)」に近づけるよう
    「六波羅蜜(ろくはらみつ)」の修行をする。
  3. 墓参りに行けない時は郵送可。
    でもお供物は出来れば直接渡したほうがいい。
  4. 「のし」は縁起物アワビのこと。
    弔事の場合はアワビなしで「掛け紙」と呼ぶ。
  5. のしの表書きは「御供」「御仏前」など。
    水引の下にフルネームを書く。
  6. お供えのお返しは半分~1/3の金額のお茶やお菓子。
    時期は彼岸の後。

 

まさか「アワビ」だったなんて、、。

 

正直わたし、ショックでした!

 

スーパーなどでよく目にする「のし袋」。

 

今後は、アレの見方も変わってきそうです。

             

あなたも「のし袋の豆知識」

他の人に広めちゃってくださいね!!

お彼岸 お供え のし

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