初盆のお供えにお返しは必要??どんな物がいい?返礼品の渡し方は??

初盆 お供え お返し

まっさかりに迎えた【初盆】

盆棚には、多くの人からいただいたお供えの数々

ひとつひとつにお礼をしなければ!!

 

「えっ、お返し?

初盆の時はいらないんじゃ??」

 

そんなこと言ってるあなた、、。

 

初盆のお返しいる、いらない問題

ちゃんとはご存知ないですか?

 

私も両説きいたことがあったので、

ちょっと気になって調べてみました!!

 

この記事では、初盆にいただいたお供えのお返し、

お返しの相場やおすすめの品、返礼品の渡し方

についてご紹介します!

 

 

初盆の盆だなとお供え

 

初盆 お供え お返し

 

初盆(はつぼん・ういぼん)とは、

四十九日の忌明け(いみあけ)から数えて

故人が初めて迎えるお盆を指します。

 

初盆には僧侶によって

「法要」がとりおこなわれます。

 

これは、遺族が故人の冥福を願い

僧侶にお経をあげてもらう儀式です。

 

とても大切な儀式なので、親族や身内だけじゃなく

故人や遺族の友人知人も招くのですが、

その時にお香典やお供えの品々をいただきます。

 

参列できない人からも郵送でお供物が届いたりします。

 

この時「御佛前(ごぶつぜん)」

「御香料(ごこうりょう)」などと書かれた

のし袋で現金をいただく場合もあれば、

様々なお供物をいただいたりもします。

 

遺族は、初盆のために盆棚を準備し、

線香、ロウソク、提灯、花、果物やお菓子などを供えて

盛大に故人を迎えるのです。

 

法要に招かれた人達が

故人のために持って来てくれたお供物や、

郵送で届いたお供え品の数々も、

この盆棚に供えられるんです。

 

里帰りする故人も嬉しいですよね!

 

 

初盆のお供えにお返しは必要??

 

初盆 お供え お返し

 

基本的に、初盆のお返しは必要だそうです!

 

そうです。

 

あなたも絶対にお返ししてください。

 

ただ、地域によっては「お互い様!」という事で

お返しはしない所もあるみたいです。

 

いずれにしろ【お香典のお返しを現金で】ではなく

【何かの形でお返しをする】という事なんですね。

 

そのお返しの仕方ですが、まず

法要の後に「お斎(とき)」と呼ばれる

共に故人を偲ぶ会食をもうけている場合。

 

このお斎は、お坊さんと参列者への

感謝の気持ちを表す【おもてなしの場】でもあります。

 

もし、会食を行わない場合

法要後の引き出物と一緒に

酒と折詰弁当などを参列者に渡します。

 

この引き出物は「初盆返し」と呼ぶそうです。

 

「初盆返し」の品物は、御仏前の金額の半額

もしくは1/3程度の額の物がいいと言われます。

 

香典の額がひとり3,000円~10,000円だとして、

【1,500円~3,000円程度の引き出物】

を用意しておけば大丈夫でしょう。

 

念のため、人数分より少し多く買っておいた方がいいですね!

 

さらに、仏前用にいただいたお供え物ですが、

すべてのお供え物は盆棚に置ききれないので

初盆供養の参列者に分配されることが多いです。

 

どちらにしろ、用意する引き出物は

参列した人達が、家まで持ち帰ることを考えて

重い物や、かさばる物は避けた方がいいですね!

 

 

会食と引き出物だけでいい?

 

初盆 お供え お返し

 

香典の額やお供え物やその返礼品の相場は、

地域によって様々で、中には「一律3,000円で!」などと

決まっている場合もあるそうです。

 

もし、あなたが地域の風習を知っているのであれば

当然それに従うのが無難です!

 

ここでは、一般的なお話をしますね。

 

初盆の香典の相場は3,000円~10,000円と言われますが、

それとは別に3,000円程度の「御供物料」をいただく事もあります。

 

通常、法事の参列者は

遺族が初盆にかける費用(法要・会食・引き出物など)

を配慮して、香典とは別に

線香やお菓子などのお供え品を持参するものなんですね。

 

親族が高そうな提灯を買ってくれたり、買う代わりに

「御提灯代」を数万包んでくれる場合もあります。

 

親族じゃなくても、時に過度に多いお香典や

高額そうなお供え物を持ってきちゃう人がいるもんです。

困っちゃいますよね!

 

もし法要の後、多くいただき過ぎたと感じた場合は、

後日、また別にお供えのお返しをした方がいいですね。

 

現金で香典や御供物代をいただいた場合は、

その金額の1/3~半分を目安にして

お返しの品を選ぶのがいいでしょう。

 

そのほか、香典や供え物の品ではなく、

【法事を手伝ってもらったお礼】

というケースもあるようです。

 

例えば近所の人や友人が、

  • 法事の準備を手伝ってくれた
  • 法事のためにビールのケースを差し入れてくれた

などの場合ですね。

 

こういう場合には、お茶や素麺など

1,000円程度の品のお返しをする事が多いようです。

 

 

お供えのお返しにおすすめの品は?

 

初盆 お供え お返し

 

初盆お供えの返礼品は、もちろん

法要の引き出物とは被らないようにしましょうね。

 

お返しによく選ばれるのは【消えもの】です!

食べ物だと、

  • のり、そうめん等の乾物
  • お茶やコーヒー
  • ゼリーや水ようかん等の季節の菓子
  • クッキーやせんべい詰合せ
  • サラダオイルなどの調味料

が人気があるようです。

 

日用品だったら、

タオルセット、せっけん、洗剤など

が定番ですね。

 

それ以外だと「その地域の産物」という

オプションもありますね。

 

あまりにも高額のものをいただいた時は

5,000円~10,000円程度のカタログギフト

を送るのもいいと思いますよ。

 

商品券だと金額がはっきりしていて

特に年配の方は抵抗があるようです。

それならば、

「品物+商品券という合わせ技」

ならアリかもしれませんね!!

 

 

お供えのお返しの渡し方

 

初盆 お供え お返し

 

法要の参列者には、その場でお返しができますが、

お香典やお供物が郵送で届いた場合、

または、法要時にお供えを過分にいただいた場合は

後日お返しすることになりますね。

 

可能であれば、直接渡しに行くのがマナーですが、

遠方の方には、お返しの品を郵送しても問題ないです。

 

その時には、必ずお礼状を添えて送りましょう!

 

法要での引き出物も含め、

お供えの返礼品につける「のし」には

「黒白」か「双銀」、関西では「黄白」の

水引きを使うのが一般的です。

 

のしの表書きには、

「志」「初盆志」「御初盆志」「初盆供養」か

「粗供養」が使われます。

 

「志」は「気持ち」なので

【お香典のお礼】という意味で、こう書くそうですよ。

 

以前は関東で「志」、

関西では「粗供養」だったようですが、

現在では関西地方でも「志」も使うようです。

 

関西だと、つい書いてしまいそうになるのが

「満中陰志(まんちゅういんし)」ですが、

これは四十九日を意味する言葉なので

初盆には使えませんよ!!

 

のしの下段には、法要の施主の氏名か

「○○家」のように家名を書きます。

 

念のためもう一度言いますが、

お供えのお返しには必ずお礼状を添えるのが礼儀です。

 

初盆のお礼状の書き方やお返しの時期については、

別の記事に書いたので、是非この後よんでくださいね!!

 

「初盆のお返しの時期は??僧侶へのお布施の相場や渡すタイミングは!?」

 

 

まとめ

 

 1.初盆の法要の参列者からのお供え物は、
   盆棚に供えられる。

 2.法要の時のお供えのお返しは、
   会食、引き出物、お供え物の分配品など。

 3.お供え物を郵送してくれた人、過分にくれた人用に、
   別途返礼品を用意する。

 4.お供えのお返しには、
   食料品や日用品などの消耗品がいい。

 5.引き出物や返礼品にはのしをつける。
   直接渡せなければ郵送でもいい。

 

スッキリしましたね!

 

これで【初盆のお供えのお返し問題】は解決です!!

 

感謝の気持ちを表すって、大切な事ですよね!

 

あなたが学んだ初盆についての知識、

ぜひ周りの人にも教えてあげてくださいね!!

 

初盆 お供え お返し

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