今年、初めて新盆に行くあなた。
法事にお招きされたら、特別な事情がない限り
列席するのがマナー。
お供え物の準備は大丈夫ですか??
お線香にする?
それとも食べ物?
どんなお供え物が喜ばれるんだろう。
お供え物NGってあるのかな。
無難にお花?
でも、どんな花でもいいの?
ネット注文で送ったら失礼?
送るタイミングは!?
失敗できないのに、わからない事だらけなアナタ。
でも、心配しなくても大丈夫!
この記事では、初盆とは何か、初盆のお供え物、
お供えの花の選び方、お供え品や香典の送り方
についてご紹介しますね!
初盆(ういぼん)って?
初盆(はつぼん・ういぼん)は、四十九日を過ぎてから
初めて迎えるお盆です。
西日本では「初盆(ういぼん)」と呼ぶ事が多いですが、
地域によって呼び方が変わり、
東京では「新盆(にいぼん)」、
千葉や神奈川では「新盆(しんぼん)」、
茨城県では「新盆(あらぼん)」
と呼ばれたりします。
この日は故人の霊が初めて家に戻ってくる日なので、
精霊棚(しょうりょうだな)にお花やお線香、果物やお菓子
などを準備して迎えます。
初盆は大切な儀式で、親族のほか
友人や知人も参列して盛大に供養します。
僧侶が来て読経を行った後、お焼香や会食が行われます。
お盆の時期については、こちらの記事をどうぞ↓
初盆のお供えは、どんな物がいい?
【初盆のお供え】というのは2つあります。
- 初盆の法要に持っていく(または送る)もの
香典の代わりか、
香典とは別に持っていく供養の気持ちを表すお供え物です。
- 初盆の間に仏前にお供えするもの
水・花・お香・果物や菓子の他、お膳や盆飾りなども供えます。
ここでは、初盆参加者のあなた用に
「初盆の法要に持っていくお供え」
について書きますね!
お供え物は地方によって違いますが、
一般的に好まれるお供え物は、
初盆の法要が終わった後に遺族が分けられるタイプの物
だそうです。
たとえば、お菓子、果物、缶詰セット、
清涼飲料、ビール、酒など。
食べ物の場合は日持ちするものがいいですね。
もしくは、線香やロウソクや供花、提灯など、
仏壇にお供えする物もよく用いられるようです。
そうか、香典袋に書く表書き
「御香料」「お香典」「御提灯料」「御花料」は
ここから来ていたんですね!!
逆にNGなものは、
昆布やカツオブシ等、おめでたい祝の時に使うもの。
お酒は遺族が飲まない場合は避けた方がいいようです。
お供えを包む紙も、派手な色はNGです。
デパートなどで注文する時に「初盆用」と伝えると
地味な色の包装紙に熨斗(のし)をかけてくれますよ。
初盆のお供え向けの花とは?
仏前用に持っていくお供えの花。
故人と親しい関係だったのなら、
好きな花を供えるのもアリですが、
やはり一般的には
仏前には菊を供える事が多いようですね。
私だったら、菊をメインにして
ユリ、トルコキキョウ、スターチス、アイリス、
デルフィニウムやカーネーション等を組み合わせますね。
脇にシダやスギの枝などを合わせるのもいいかな。
NGだと言われる花は、
トゲのある花、枯れやすい花、花粉がとびやすい花、
匂いがキツイ花、毒のある花、ポトンと落ちる花
ですね。
それから、新盆(故人の初お盆)では、
白のお花だけにしておいた方が無難なんですって。
もし決められないのであれば、
花屋さんで「お供え用にアレンジしてください」
と言えば大抵はプロの技で整えてくれますよ。
「お線香や生花の匂いも、故人の供養になる」ので
お供えの花は基本「生花」にしますが、
ドライフラワーが喜ばれる場合もあります。
特に単身男性や高齢の方は、
枯れない花の方が、手入れが楽でいいんですって!
お供えの送り方は?
「初盆の法要に参列できないから、お供え物を送りたい」
そんなあなたは、以下のことに注意してくださいね。
まず、あなたが選んだお供え物を送ってもいいか
遺族の方に確認しましょう。
物によってはスペースや好み等の問題で、
相手の迷惑になってしまう場合がありますからね。
配送の手配では、法要に間に合うように送ります。
自宅での法要なら前日か当日の朝、
斎場やお寺の場合は、開始の1時間前までに届くようにしましょう。
このとき宅配伝票には、宛先であるお寺名の他、
「喪主名」「法要の名称(故人名も)」「法要開始日と開始時刻」
などの情報も書き忘れないように注意!!
これらは、備考欄に記入できますよ。
お供えを送る時に添えるメッセージは?
新盆に呼ばれたら行くのがマナーですが、
どうしても行けない場合は、郵送で香典やお供え品を送ります。
ここでは、花を含めたお供え品だけじゃなく、
香典の郵送の仕方や同封するメッセージについても
紹介しますね!
香典は、新盆の案内に対する返信と一緒に送りましょう!
香典袋に入れた香典を大きめのサイズの現金書留に入れて送ります。
現金書留に入れた香典だけを送ると失礼なので、
必ず手紙を添えます。
シンプルな白い便箋や封筒がいいです。
面倒臭がらず、封筒に入れた手紙を現金書留の封筒に入れて送りましょう。
香典はできるだけ早く送るものですが、
お供えの品を送る時は、新盆の数日前に届くようにしましょう。
手紙の文面には、
- お悔やみの気持ち
- 出席できない事へのお詫び
- 御遺族への気遣いの言葉
- お供えも別に送る場合はその旨
を入れるといいそうです。
家族が亡くなって間もないので
「ますますご健勝のことと存じます」等は
書かないようにしましょう。
文面を考える余裕のないあなた用に
以下に例文を載せておきますね!!
前略
もうすぐ〇〇様の新盆を迎えるにあたり、 改めましてお悔やみ申し上げます。
月日が経つのは早いものだと実感しております。
ご生前の面影を偲び心よりご冥福お祈り致します。
本来ですと新盆にお参りに行かなければならないところですが、 私事で大変恐縮ですが当日は参列することができません。
遠方より合唱させていただきたいと思います。
心ばかりですが、御仏前を添えさせていただきますので、 お花代の足しにでもしていただけたら幸いです。
なお、別便にて供養の品を送らせていただきます。
暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。
合唱
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後ほど、お供え物だけを送る場合にも、
手紙を同封しましょう。
送り状の形で、
「供養の品をお送りしますのでどうかお供えください」
と書いて送るといいと思いますよ。
まとめ
1.初盆とは四十九日を過ぎて初めてのお盆
2.初盆のお供えは、菓子、果物、飲み物、線香、ロウソク、花、提灯など
3.初盆のお供えの花は、白を基調とした菊などの花
4.お供えを郵送する時は、まず相手に確認する。到着日や伝票記入にも注意!
5.香典やお供え物を郵送するときには、必ずメッセージを添える
こういう【冠婚葬祭に関わる場面でのマナー違反】は
絶対に避けたいもの。
あなたも、これでレベルアップ!
またひとつ
大人のマナーを覚えられましたね!!
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